SaitoSight

-Optics Research-

C-MORE Railway CRWB-8

C-MORE Railway CRWB-8
ManufactureC-MORE
Price$329.00
Official siteCRW - Railway Red Dot Sight
Review date2020.01.04
Favorite★★★★
C-MORE Railway CRWB-8

オープンタイプのドットサイトの定番、C-MOREです。
このモデルはウィーバー、ピカティニーに対応するベースが付属するポリマー製ボディのクリックスイッチモデルです。
調整、取り付けに必要なレンチが3つ、予備のネジが2つ付属します。

C-MORE Railway CRWB-8

ボディの右サイドに調整用のネジが並んでいます。
①エレベーションダイアル
②ウィンデージガイドピン
③エレベーションロッキングスクリュー
④ウィンデージダイアル
⑤ウィンデージロッキングスクリュー
調整を行う場合は各ロッキングスクリューを緩めてから行います。
ウィンデージガイドピンを操作する必要はありません。

C-MORE Railway CRWB-8

クリックスイッチモデルはクリック感のある大型のダイアルとなっています。
0~10の調整が可能で、1と2はナイトビジョン用で1は第2世代であれば視認できます。
3は弱めの明るさですが、4以降は結構な明るさの設定になっており、全体的に高めの光度になっています。
段階を示す目印はありません。
※スタンダードスイッチモデルにはナイトビジョンモードはありません

C-MORE Railway CRWB-8

バッテリーの交換はレンチでカバーを取り外す必要があります。
使用するバッテリーはDL1/3Nが望ましいですが、LR44x2でも点灯します。
バッテリーボックスがかなりきつめで、バッテリーを取り外す場合は工具を使わないと難しいです。
ダイオードを交換する場合はダイオードのカバーを外して行います。
国内ではあまり見かけませんが、各MOAのダイオードが別売りで販売されており、ダイオードを交換することでドットサイズを変更できます。

C-MORE Railway CRWB-8

マウントベースはレンズ後とダイオードカバーの下にあるネジを外せば外れます。
レールに取り付ける場合はトルクスレンチが必要です。
ネジの位置は移動できるので殆どのレールに対応していると思います。
ボディの底面にある手彫りの文字がシリアルナンバーです。

C-MORE Railway CRWB-8

ドットサイズは8MOAで、8段階目で撮影したものです。
僅かな青みで、クリアな視界です。
最大にすれば強烈な明るさとなるので炎天下でもドットを見失うことはありません。
上下左右にずらして覗いてもドットの位置は殆ど狂いません。

C-MORE Railway CRWB-8

長期に渡って販売されている商品で途中からパッケージのデザインが変更されています。
上が旧パッケージ、下が新パッケージ。

C-MORE Railway CRWB-8

新パッケージに変更されてからステッカーが付属するようになりました。

C-MORE Railway CRWB-8

新パッケージになってからボディの作りが非常に粗くなりました。
左が新、右が旧です。
時期や個体差もあるでしょうが、文字がかなり読み難くなっています。

C-MORE Railway CRWB-8

新パッケージの方は特許番号はもはや読めません。

C-MORE Railway CRWB-8

ベースは改良されており、プレス板がアルミ製に変更されています。
4の数字はドットサイズを表すものだと思いますが、ここではなくダイオードの後などに記載すべきです。

C-MOREは種類が豊富でスタンダードモデルのモデル名はRWとなっており、モデル名にCが付くとクリックスイッチ、Tが付くと嵩上げスペーサー付きのタクティカルモデル、ARモデルはリアサイト一体型モデルです。
更にボディはポリマー製、アルミ製の2種類でアルミ製の方はバッテリーカバーを工具不要で取り外せるみたいです。
カラーは5種類、ドットサイズは6種類から選べます。
カラーは好み、ドットサイズは用途によりますが、ピストル射撃なら軽いポリマー製が良いです。
スイッチはクリックスイッチの方が圧倒的に使い易く感じました。
スタンダードスイッチは最初は操作が硬めで調整が困難で指を痛めます。
使っている内に緩くなっていきますが、今度は衝撃で勝手に光度が変わってしまう場合があります。
スタンダードスイッチはクリック感のない段階調整となっており、微調整が利く訳ではないので注意です。
スタンダードスイッチの方が優れている箇所がなく、クリックスイッチ一択だと思います。