DOCTER DOCTERsight III
Manufacture | DOCTER |
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Price | xxxxx |
Official site | DOCTERsight III |
Review date | 2018.11.24 |
Favorite | ★★★★ |
DOCTERのマイクロドットサイト、DOCTERsight III 7.0MOAです。
IIとの大きな違いは明るさの3段階調整が可能になっていることです。
形状はIの頃から大きな変化はありません。
調整ダイアルの移動方向や特許番号の刻印が追加され、ボディは文字だらけです。
IIIからは発光モジュールの手前にアクリルのウィンドウが追加されています。
ウィンドウが曇ったり、経年劣化すると高輝度の点灯時にドットが滲んでしまうのですが、防水等の耐久性を考えて追加されたのでしょう。
IIまではレンズのフレームとボディが別パーツになっていましたが、1ピース構造に改良されています。
ボディの右サイドにはシリアルナンバー、マグネットマークがあります。
2次元コードは個体によって異なります。
Modeと書かれた上にあるランプで輝度が何段階目なのかが判ります。
バッテリーは裏側に装着します。使用するのはCR2032。
装着部分がマグネットになっており、接触不良を起こさない配慮がされています。
7.0の文字はドットサイズを表しています。
バッテリーの交換は工具が必要で少し面倒ですが、交換が容易な引き出しタイプのバッテリーボックスより衝撃による接触不良が起き難いとのことです。
保護キャップも改良がされており、サイドにマグネットが付いています。
これを使って輝度の調整を行います。
写真の様にボディの右サイドにあったマグネットマークのところに保護キャップのマグネットを近づけます。
3秒程近づけた後、離すとModeのランプが1~3回点滅し、ドットの明るさが変わります。
1回は省電力モード、2回はI~IIモデルと同等の明るさ、3回は炎天下での使用可能な程明るくなります。
ボディ左サイドにもマグネットのセンサーがあり、保護キャップを付けることで消灯します。
ドットサイトから保護キャップを外した時にもランプが点滅し、何段階目なのか判ります。
Modeのランプの形状は後期の個体になると丸みを帯びたランプから平べったいものに変更されています。
レンズのコーティングはグリーン、シーグリーン→ブルー、バイオレット、イエローとカラフルです。
視界は若干薄紫色をしていますが、Iよりはクリアになっています。
XT-6等の日本製マイクロドットはレンズ湾曲部分の青みが気になりますが、DOCTERは視界全体が同じ色になっています。
パララックスは40mで上下左右のズレも殆どありません。
輝度調整機能が追加されましたが、元々DOCTERの自動調光は優秀なので必要ないかもしれません。
重さは前と変わらず22gです。
2018年にDOCTERはNOBLEXに名称が変更されたことにより、ボディの文字がNOBLEXに変わっていたりしますが、フクロウのロゴはそのままで性能も同じです。
パララックスが25mに設定された競技用モデル、IPSCが登場しています。