TOKYO SCOPE XT-6
Manufacture | TOKYO SCOPE |
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Price | ¥42,900 |
Official site | XT-6 |
Review date | 2021.02.27 |
Update | 2023.07.08 |
Favorite | ★★★ |
東京スコープのマイクロドットサイト、XT-6です。
日本製で入手も簡単です。
付属品はマニュアル、保証書、レンチ2本、保護カバーです。
パッケージのデザインはHAKKOのBEDシリーズのものが流用されています。
明るさの調整は左サイドの△▽ボタンで行います。
どちらかのボタンを押せばドットが点灯し、どちらかのボタンを3秒間押し続ければ消灯します。
10段階の調整が可能で調整した明るさはドットを消しても維持されています。
ドットは3時間経過すると自動で消灯します。
バッテリーは引き出しタイプでベースから本体を取り外さなくてもバッテリー交換が可能ですが、この様な設計はリコイルによる接触不良が起きることがあるらしく、軍等には好まれていないそうです。
引き出しを取り外すのが結構難しく、マイナスドライバー等を使って取り外すのが良いです。
爪で無理やり引き出していると引き出しの出っ張り部分が折れるので注意。
バッテリーはCR2032を1枚使用します。
上部にはエレベーションダイアルがあります。
ダイアルは1Click 1MOAです。
調整を行う前に後ろにあるLOCKの芋ネジを緩め、調整後に芋ネジを締めます。
下部にはプレートがネジで固定されています。
引き出しが取り外せなくてバッテリー交換ができなくなった場合はここを開けて押し出す手もあります。
プレートにはMADE IN JAPANのプリントが入っています。
専用のマウントベースはウィーバー、ピカティニーの両方に対応しています。
2箇所にピンが打たれており、簡単に固定位置を合わせることができます。
ここにもMADE IN JAPANのプリントがあります。
マウントベースは販売時期によっては付属していない場合があります。
レンズのコーティングはレッド、パープル、シーグリーン→ブルーx2。
HAKKO BEDシリーズにプリントされていたpanoramaの文字のステッカーが貼られています。
ドットサイズは4MOAです。
ドットは綺麗な円で視界の青みも薄くて見易いです。
しかし視界上部の湾曲部分が他の部分より青くなっており、エレベーションダイアルの目盛りが反射して視界に映り込んでしまうのが残念でした。
東京スコープはVORTEX RAZOR RED DOTもOEM生産していますが、このモデルも視界の問題は解決していませんでした。
比較的新しい個体はダイアルの目盛りが銀刻印から白のレーザー刻印に変更されており、視界の映り込みが軽減されました。
東京スコープはサイトロンジャパンの親会社でもあるケンコー・トキナーの傘下に入り、KT東京スコープとなってから販売された個体にはSIGHTRONロゴが入っているので新しい個体の判別にもなります。
XT-6を複数所有して気付きましたがレンズ湾曲部分の青みは個体による差(製造時期?)が大きいです。
以前手に入れた個体はまったく湾曲部分の青みがなかったのでSIGHTRONロゴ入りの最新個体は改善されているのかと思い、購入してみましたがかなり昔に買った個体より少しマシ程度でした。
SIGHTRONロゴ入りは底面にシリアルナンバーも追加されています。
定価は¥40,000しますが、セールで安くなっていることが多く、実質¥25,000位です。
ドットサイズが豊富で用途に合ったものが選べるのも魅力の1つです。
カラーバリエーションも豊富ですが、BLUEは色にむらがありあまり綺麗ではなかったです。
重さは67gでマイクロドットサイトの中では比較的重い方になります。
C-MOREやVORTEX等にも同等品が供給されており、デザインに拘りがなければ安くて入手が容易なXT-6で問題ありません。