SaitoSight

-Optics Research-

SPUHR ISMS SP-3002

SPUHR ISMS SP-3002
ManufactureSPUHR
Price€309
Official siteSP-3002
Review date20xx.xx.xx
Favorite★★★★
SPUHR ISMS SP-3002

SPUHR ISMS SP-3002です。ISMSはIDEAL SCOPE MOUNT SYSTEMの略で、各所に設けられたスロットにオプションを取り付けられるのが特徴のマウントリングです。
パッケージにはHensoldtのスコープに装着されたISMSがプリントされています。
他にもKahlesやU.S.Opticsがプリントされているパッケージがあり、メカニカル性能の高いスコープが選ばれている様です。
マニュアル、スコープを水平に装着する為の補助ツールが付属します。

SPUHR ISMS SP-3002

サイドクランプには締めるネジの順番の刻印があります。
ネジではなくQDレバータイプのものも存在しますが、スロット位置や見栄えでネジタイプの方が好まれている様な気がします。

SPUHR ISMS SP-3002

ボディのサイドの0MIL/0MOAの刻印があります。
スコープを取り付けた時の傾きを表しており、このモデルは0なので傾きはありませんが、エアガンの射程ではスコープがゼロインできない場合に傾きのあるモデルを使用することでゼロインが可能になります。
傾きがあるモデルの場合はマウントリングの前後の向きを正しく装着しないと傾きも逆になるので注意です。

SPUHR ISMS SP-3002

リングは調整ダイアルを遮らない様に設計されており、斜めに分割されています。
リングパーツ上部は前後で形状が異なり、スロット数が異なります。
パーツにはパーツ番号とロット番号の刻印があります。
スロットには別売りのマウントベース等が装着可能でドットサイトやレーザー測定器が載せられます。

SPUHR ISMS SP-3002

底面は軽量化が図られています。
リコイルラグは1箇所のみなので、20mmであればピカティニーレール以外でも装着できます。
SPUHRのロット番号は英字4文字とM13/XXの2種類があり、この個体は後者です。
SPUHR程の高級マウントリングでも生産サイクルが異なるとレールへの取り付けに障害が起きる場合があります。
特にトイガン用の粗悪なレールだとロット番号違いでガタついたりします。

SPUHR ISMS SP-3002

マウントリングにスコープを仮装着した状態で水平ツールを挿せば、スコープが水平になります。
このツールを使うにはスコープのエレクターチューブ底面が平面になっているのが前提になります。

SPUHR ISMS SP-3002

ISMSはネジを締める箇所が多いので、ネジ穴にヘリサートが入っていないのが残念でした。
高級マウントリングはリング内側にライン加工がされているものがありますが、滑り止めなのか傷の防止なのか、本当に効果があるのかは不明です。

SPUHR ISMS SP-3002

水準器が付いています。標準はホワイトですが、グリーンのものも別売りで販売されています。
反対側にはバレル熱防止のミラージュバンドを引っ掛けるオプションパーツのフックを取り付けるスロットがあります。

SPUHRは最高精度のマウントリングと言われており、多くの競技選手が使用し、軍でも採用され始めています。
チューブ径はもちろん、マウントの高さ、傾きが細かく選べるマウントリングであり、オプションパーツも豊富なので自分好みにカスタマイズできるお勧めのマウントリングです。