DEON March D50F52
Manufacture | DEON |
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Price | ¥200,000 |
Official site | xxxxx |
Review date | 20xx.xx.xx |
Favorite | ★★★☆ |
現在は生産終了となったDEON March 50x52です。モデルナンバーはD50F52。
高倍率のベンチレスト用スコープです。
スコープのオプションパーツの専用レンズキャップ、MDディスクが付属します。
スコープのマニュアル、スコープの仕様書、MDディスクのマニュアル、レティクルリスト、保証書と色々と付属します。
紙切れ1枚しか入っていないことが多い国産スコープの中では珍しくマニュアルも充実しています。
60mm対物チューブと41mm接眼チューブ用の専用レンズキャップはMarchの文字入りです。
素材はプラスチックで日本で製造されています。
注文することも可能でそれぞれ1,100円なのでサイズの合うBUTLER CREEKのキャップをショップで買い揃えるより安いです。
キャップは270°近くまで折り畳めるので視界の妨げになりません。
MDディスクは入射光を50%軽減します。
眩しすぎたり、陽炎が出ている時、ピントの合う範囲を広げたい時に使用します。
調整ダイアルはバーニアスケール入りで1Click 100ydで1/16MOAと精密射撃向けとなっています。
1周分で160Clickありますがダイアルは大きくもなくクリック感も強くはないので思い通りに操作できない事があります。
エレベーション移動範囲は72MOA、ウィンデージ移動範囲は50MOAとなっています。
調整ダイアルを分解した状態。
ダイアルキャップの突起部分を利用すれば目盛りパーツが外せるので工具不要でゼロインが可能です。
サイドフォーカスは10yd~∞となっており、50倍でも10ydからピントが合います。
一般的な高倍率スコープは近距離、または遠距離特化のフォーカスとなっており、近距離から遠距離までカバーするMarchスコープは驚異と言えます。
フォーカスダイアルは高さが低めで動作も重めなので操作性が悪く、別売りのホイールを取り付けないと指が痛くなります。
エレクター部底面にはスペック、日本製、DEON、シリアルナンバーの刻印があります。
視度調整は接眼ロックリングを緩めてから、接眼チューブを回転させて行います。
対物レンズのコーティングは表側イエローグリーン、シーグリーン、イエロー、裏側ライトブルー。
接眼レンズのコーティングは表側グリーン、ライトブルー、裏側シーグリーン、シーグリーン→パープル。
SIGHTRONの高級機種に使用されるコーティングと色合いが似ています。
約50m先にピントを合わせています。
高倍率スコープは撮影が困難なのでぼやけていますが、実際はもっと鮮明で解像度重視の高い光学性能を持っています。
レティクルは1/8Dotで十字の真ん中にドットのある長距離競技では一般的なものです。
DEONは世界で初めてライフルスコープに像の滲みを抑えるEDレンズを採用したとのこと。
MDディスクを装着した状態です。
この場所では違いを感じられませんでした。
約900m先の建物を見ています。
写真ではぼやけていますが、この距離でも鮮明に見ることが可能です。
Diameter | 30mm |
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Weight | 591g |
Eye relief | 約75mm~81mm |
Objective coating | 表側イエローグリーン、シーグリーン、イエロー、裏側ライトブルー |
Eyepiece coating | 表側グリーン、ライトブルー、裏側シーグリーン、シーグリーン→パープル |
光学性能は一流のスコープと言えます。レンズの透過率は高く、52倍固定でも10mからフォーカスが合います。
不満を挙げるとすれば上下左右の調整、フォーカスの操作性があまり良くないことですが、フォーカスは別売りパーツで改善できます。