HERTEL&REUSS Macro-Variabel 2.75-10x

HERTEL&REUSSのヴィンテージスコープ、Macro-Variabelです。
古いスコープですが、FFP機能があり、倍率を上げるとレティクルも大きくなります。

エレクター部にはMade in Germanyとシリアルナンバーの刻印があります。

倍率表記は2 3/4-10xとなっており、分かり易く書くと2.75-10xという意味です。
倍率を変えると接眼チューブごと回転します。
操作は容易ですが、フリップアップキャップとの相性は悪いです。

一般的なスコープとは異なり、エレベーションダイアルの位置に上下左右の調整を行えるダイアルがあります。
外側がエレベーションダイアルで内側がウィンデージダイアルになっています。
ダイアルは両方とも1回転もしませんが、数クリックでもレティクルが移動していることが分かる程です。

サイドに付いているダイアルは視度調整のダイアルです。
サイドフォーカスではないので操作することは殆どないと思います。

対物レンズのコーティングは表側バイオレット、裏側マゼンタ。

接眼レンズのコーティングは表側パープル、裏側ノンコート。

2.75倍時。レティクルは横線にドットが小大小の順に並んでいるものですが、低倍率だと確認が困難です。
視野は広く、光学性能は古いスコープにしてはそこそこあります。

10倍時。倍率を最大にしてもレティクルのドットは小さめです。
視界の劣化は気になりません。

レティクルは見慣れないもので、狩猟用なのか競技用なのか不明です。

チューブ径が26mmで特殊な規格となっており、マウントリングの入手が困難です。
Weatherbyが販売していたスコープと似ており、同じ工場で作られているものと思われます。

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