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-Optics Research-

LEUPOLD MARK4 CQ/T 1-3x14

LEUPOLD MARK4 CQ/T 1-3x14
ManufactureLEUPOLD
Price¥155,400
Official sitexxxxx
Review date2021.09.25
Favorite★★★☆
LEUPOLD MARK4 CQ/T 1-3x14

LEUPOLDのMARK4 CQ/T 1-3x14です。
CQ/TはClose Quarter / Tacticalの略で近距離向けのスコープを意味しています。
ボディの上と右にピカティニーレールが標準装備されています。
M4系ライフルに丁度良い高さの設計となっており、猟銃には向きません。

LEUPOLD MARK4 CQ/T 1-3x14

調整ダイアルはVari-XIIIに使われてるものと同じものです。
1Click 1/2MOAで、クリック感はしっかりとしています。
近年流行りのCQBスコープとは異なり、ダイアルの高さが低く、調整には工具が必要です。
トップレールはスロット数が少ない為、マイクロサイトの装着ですら困難です。
SHIELD Mini Sight程のコンパクトなものでないと装着できませんでした。

LEUPOLD MARK4 CQ/T 1-3x14

バッテリーは単三電池を1本使用します。
単三電池をバッテリーケースに収納し、更にそのケースをボディに収納します。

LEUPOLD MARK4 CQ/T 1-3x14

イルミネーションダイアルは10段階の明るさ調整が可能で1と2はナイトビジョン用となっていますが、暗闇なら肉眼でも微かに光っているのが判ります。
全体的に控えめな明るさで、イルミネーションは夜間向けに特化されていると言えます。
バッテリーチェックは電圧が1.2V以上の場合、10と同じ明るさで点灯しますが、少なくなるとレティクルが点滅します。
パワーダイアルに数字の表記はなく、回すと対物ベル全体が回転するのでフリップキャップとの相性はあまり良くないです。

LEUPOLD MARK4 CQ/T 1-3x14

マウントベースの形状が特殊で、ネジを締めて左右から挟み込む仕様となっています。
レールの溝に合わせるリコイルラグが2箇所あるので、ウィーバーベースには取り付けできない場合があります。
A.R.M.S.やLaRueからCQ/T用マウントベースが販売されていたので、このマウント仕様が気に入らない場合は付け替えるのもアリです。
アメリカ軍からの要望でM16/M4のキャリングハンドル用スコープとして設計が始まったスコープなのかキャリングハンドルに取り付ける為の穴が底面にあります。

LEUPOLD MARK4 CQ/T 1-3x14

対物レンズのコーティングは表側パープル、グリーン、裏側シーグリーン、パープル。

LEUPOLD MARK4 CQ/T 1-3x14

接眼レンズのコーティングは表側シーグリーン、グリーン、裏側パープル、グリーン。
MARK4シリーズのレンズコーティングはこの様なものと、グリーンマルチコーティングのものがあります。

LEUPOLD MARK4 CQ/T 1-3x14

1倍時。レティクルはCircle Dot。
True 1xと言える視界で、気になる歪みもありません。
視度調整を極端に変えても倍率が変わらないのは流石LEUPOLDのタクティカルスコープと言えます。
対物レンズが14mmしかないので明るさは同価格帯のスコープと比べてしまうと暗く感じます。

LEUPOLD MARK4 CQ/T 1-3x14

3倍時。視界に劣化は感じられませんが、ズームしても3倍にしかならないのは今では物足りなく感じると思います。
倍率を上げるとアイレリーフが少し短くなります。

LEUPOLD MARK4 CQ/T 1-3x14

1倍でイルミネーション起動。明るさは最大の10に設定しています。
明るみではイルミネーションは最大でも物足りないのでドットサイトの様な運用は難しいです。
暗闇でも滲むことなく綺麗に光りますが、対物レンズ側から光が目立つので注意です。

LEUPOLD MARK4 CQ/T 1-3x14

3倍でイルミネーション起動。明るさを10に設定しています。

Diameterxxxxx
Weight583g
Eye relief約60mm~80mm(1x)、約60mm~70mm(3x)
Objective coating表側パープル、グリーン、裏側シーグリーン、パープル
Eyepiece coating表側シーグリーン、グリーン、裏側パープル、グリーン

1倍時の見え方は驚異的で、レティクルが見易い様に視度調整を変更したら1倍の視界ではなくなってしまったということは起きません。
保護キャップとの相性が悪く、前方はキャップが外れ易く後方はズーム時に対物ベル全体が回転する仕様なのでボタンの位置が変わってしまったり、蓋が邪魔になります。