No Brand SS 5.5-22x56
Manufacture | No Brand |
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Price | xxxxx |
Official site | xxxxx |
Review date | 2024.01.20 |
Favorite | ★★ |
イベントでSIGHTRONが破格の値段で販売していたKenko製造のノーブランドスコープです。
形状はtasco SSですが、5.5-22x56のモデルは調べても出てこなかったので試作品と思われます。
調整ダイアルはtasco SSとまったく同じものですが、バーニアスケールが刻印ではなくプリントとなっていました。
クリック感、クリック音はtasco SSよりも良好。
tasco SSでは細かく記載されていたサイドフォーカスの距離の表記は省略され、打刻になっています。
近距離は大きめ、遠距離は小さめの打刻となっており、最後には∞の刻印あり。
SSの固定倍率スコープは珍しいリアフォーカスを採用していましたが、可変倍率のSSは一般的なスコープと同様に接眼部の先端がパワーダイアルとなっています。
パワーダイアルはやや緩めです。
接眼部にはKenkoの検査を受けたステッカーが貼られています。
エレクター部にはガスポートを塞いだステッカー。
対物レンズのコーティングは表側グリーン、裏側グリーン。
接眼レンズのコーティングは表側グリーンx2、裏側グリーン→シーグリーン、パープル→グリーン。
内部のレンズはマゼンタのみの様でフーリーマルチコートではありません。
5.5倍時。レティクルはFFPのMil-Dotです。
約65m先の電柱にフォーカスを合わせています。
覗くとスコープの内部が若干視界に入るので縁が太く見えてしまい視界がすっきりしていたtasco SSと見え方が異なっています。
tascoからSIGHTRONに変わって間もない頃のスコープはこの様な視界のモデルが多い気がします。
22倍時。
フォーカスは近距離向けで15m~100m辺りでしか合わず、この距離内でももやっとした感じがあり解像度は低めです。
tasco SS 16x42との比較。
SS 16x42はボディの艶が若干控えめです。
5.5-22x56の方はチューブは対物チューブが別パーツの2ピース構造となっていたりとコスト削減が見受けられます。
Diameter | 30mm |
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Weight | 768g |
Eye relief | 約95mm~105mm |
Objective coating | 表側グリーン、裏側グリーン |
Eyepiece coating | 表側グリーンx2、裏側グリーン→シーグリーン、パープル→グリーン |
tasco SS 16x42と見比べてみましたが、レンズの曇りがない以外は全体的に劣っており、形状はSSですが、中身は別物でした。
他にも6.5-26x56のモデルもありましたがこちらも同様。
SSモデルはSWFAと独占販売契約を結んでいるので、SWFAの新商品の試作品として作られたものではないかと思います。
5.5-22x56や6.5-26x56のモデルは販売されませんでしたが、5-20x50が販売されています。
SWFAの鳥のロゴはSSから来ているそうで、羽の部分がSSの様になっています。