SPRINGFIELD 4-14x56 3rd Generation
Manufacture | SPRINGFIELD |
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Price | ¥78,100 |
Official site | xxxxx |
Review date | 2017.03.05 |
Favorite | ★★☆ |
HAKKOがSPRINGFIELDに供給していたアメリカ販売向けのスコープです。
1stが可変倍率のみ、2ndは可変倍率とフロントフォーカス機能があるモデルで、この3rdは更にイルミネーション機能を追加したモデルです。
接眼ベルにスコープのスペックが刻印されています。
3rdモデルのみSPRINGFIELDのロゴがありません。
2ndモデルまでは表記がプリントだった為、刻印でのロゴ再現は難しかったのだと思います。
接眼ベル裏には特許番号があり、日本のHAKKO製品であることが記載されています。
OEMがメインのHAKKOがこの様な記載をしているのは珍しいです。
調整ダイアルは大型ノブでバーニアスケール入りです。
1Click 1/4 M.O.Aでクリック感は硬くも軟らかくもない感じです。
イルミネーションダイアルは0~11の調整が可能で、最大にしても光度は低めです。
ダイアルキャップは2重構造になっており、予備バッテリーを入れることができます。
バッテリーは少し大きめのCR2354を使用します。
エレクターチューブ裏側にはHAKKO高級機種に見られるコイルスプリング、ガスポート、シリアルナンバーがあります。
フロントフォーカスは50m~∞で中距離~遠距離向けのスコープです。
ダイアルは結構硬めで瞬時にフォーカスを合わせるのは困難です。
パワーダイアルは奇数と8のみドット表記となっています。
ギアズーム式で独特の操作感になっています。
対物レンズのコーティングは表側クラレット、裏側クラレットです。
接眼レンズのコーティングは表側パープル、裏側パープル、パープル→イエローです。
4倍時です。レティクルはSF1でハンティング向けのものです。
FFP仕様なので低倍率だと使い勝手が悪いです。
対物レンズは56mmなのですが、特に明るくもありません。
水準器が内臓されており、下の▲の間に気泡があれば水平であることが確認できますが、4倍時はよく見えません。
14倍時です。6倍時辺りから水平器の確認ができますが、視界を遮るので好みが分かれるところです。
特定の動物が括弧の中に納まることで距離が分かるレティクルですが、詳細は不明です。
価格の割には明るさ、解像度が悪く、青っぽい視界になっています。
イルミネーション点灯時です。光度は11に設定してあります。
国内向けSPRINGFIELDと同様にグリーンのイルミネーションで光度は低めです。
1~3は点灯していることを肉眼で確認することすら困難ですが、ナイトビジョン用と言う訳でもなさそうです。
11も特に明るくもないので中途半端な光度設定です。
よく言えば夕暮れに特化したハンティングスコープでしょうか。
Diameter | 30mm |
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Weight | 888g |
Eye relief | 約80mm~100mm |
Objective coating | 表側クラレット、裏側クラレット |
Eyepiece coating | 表側パープル、裏側パープル、パープル→イエロー |
国内向けモデルと比較して、操作性、光学性能は劣っています。
価格も国内向けの方が高いのですが、7.62mm弾の衝撃にも耐えるとのことで耐久性はこちらが上です。
レティクルがMil-Dotのモデルも存在し価格は2万円程高くなっています。
アメリカでも$700程で販売されており、国内と外国での価格の差はあまりありません。
形状は好みですが、色々と不満な点が上がるスコープです。