tasco TR 2-7x32WA

tasco TR 2-7x32WAです。グロス仕上げの1inchスコープです。
TRはTrajectoryのことで弾道が距離によって変化するのを簡単に調整できる機能があります。

パワーダイアルには対象となる動物と距離がプリントされています。
旧モデルはプリントが全て白になっています。
弾道修正よりこちらの機能の方がこのスコープのメインと言えます。

Animal/Power	2x	2.5x	3x	3.5x	4x	4.5x	5x	5.5x	6x	6.5x	7x
ELK（エルク）	210	250	300	350	400	450	500	550	600	650	-
MULE DEER・SHEEP（ノミジカ・羊）	-	200	250	300	350	400	450	500	550	600	-
W.TAIL DEER・BEAR（白鹿・熊）	-	200	250	300	350	400	-	450	500	550	-
ANTELOPE（レイヨウ）	125	150	-	200	-	250	300	-	350	-	400

エレベーションダイアルはBDCノブで付属する7種のレンジドラムから使用するカートリッジに合ったものをスコープに取り付けて調整します。

ウィンデージダイアルの移動量は1Click 100ydで1/4inchです。
指を押し当てることでコインを使わずに回すことができます。

接眼チューブにプリントが記載されています。 TR27X32WA
MADE IN JAPAN
AO-04
PAT. No US3948587
OTHER . PATS. PENDING
特許は動物の距離を測定できる機能のもの。

対物レンズのコーティングは表側パープル、裏側バイオレット。

接眼レンズのコーティングは表側パープル、マゼンタ、裏側バイオレット。

2倍時。若干青っぽい視界ですが、使用には問題ありません。
レティクルはSTADIAでこのスコープ専用のものです。
2本の横線に対象の動物が入る様にズームし、パワーダイアルにある距離を確認した後、ウィンデージを調整します。

7倍時。明るさや解像度が極端に落ちたりすることはありません。
しかしtascoのパープル系コーティングのスコープは反射が気になります。

弾道修正、対象動物の距離測定の機能を使うことで簡単、かつ素早く獲物を撃つ事ができるスコープです。
特許を取得したものの、その後この機能を持ったスコープは登場していないみたいです。

SaitoSight